■ ID | 95 |
■ 種類 | 論文 |
■ タイトル | 単細胞緑藻Chlamydomonas reinhardtiiと甲殻類Daphnia magnaの運動性に対するアルキルフェノール類の影響 |
■ 著者 | 田中仁志
埼玉県環境科学国際センター 西村修 東北大学大学院工学研究科 中村省吾 富山大学理学部 須藤隆一 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2005 |
■ 誌名・巻・号・年 | 水環境学会誌、Vol.28、No.5、333-338、2005 |
■ 抄録・要旨 | 単細胞緑藻Chlamydomonas reinhardtii の遊泳速度に対するアルキルフェノール類(APs)のEC50値を求め、APsのオクタノール/水分配係数(logPow)との関係を調べた。得られたEC50値はC. reinhardtii のAPsの毒性作用への感度を明確にする目的で、甲殼類Daphnia magna(遊泳阻害試験の標準種)におけるEC50値と比較した。その結果、APsのlogPow とC. reinhardtiiに対するlogEC50値の間に強い相関性(r=0.96)が見られた。さらに、C. reinhardtii 及びD. magna のそれぞれのlogEC50値の間には強い相関性(r=0.98)あった。これらの結果は、C. reinhardtii を用いた遊泳速度低下をエンドポイントとした試験によるAPsの有毒評価の信頼度を示している。本法は、水中の環境汚染物質の急性毒性のテストのために迅速で便利な生物検定を可能にしており、評価に要する時間はわずか1時間であった。 |
■ キーワード | Chlamydomonas reinhardtii、遊泳速度、アルキルフェノール類、ミジンコ、遊泳阻害 |
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